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プレスリリース

NHKテクノロジーズと8K22.2ch MPEG-H 3D Audioによる

「N響第9チャリティーコンサート」多地点同時ライブ実証実験を実施

~国内3か所、海外(ベルリン)1か所に同時ライブ配信~

2024年1月25日
株式会社スピンデジタルアジアパシフィック



 株式会社NHK テクノロジーズと株式会社NHKアートは、2023年12月26日にNHKホールで行われた「N響第9チャリティーコンサート」(NHK・NHK厚生文化事業団主催)を8K 22.2ch MPEG-H 3D Audioで複数個所にライブ配信する実証実験を行いました。(配信は非公開で実施)

 配信に使用したシステムは22.2マルチチャンネル音響に対応するMPEG-H 3D Audio(Baseline Profile Level4)に対応した、8Kリアルタイム エンコーダー/デコーダー/プレーヤーソフトウェアで、NHKテクノロジーズとSpin Digital Labs GmbHおよび株式会社スピンデジタルアジアパシフィックが共同で開発し、一般のインターネット回線を用いてクラウド経由で多地点に配信できるものです。

 配信先は東京渋谷区NHKテクノロジーズ 本社NTラボ(8K 22.2ch)をはじめ、東京大田区アストロデザイン株式会社 本社8K3Dシアター(8K STEREO)、広島県東広島市東広島芸術文化ホールくらら(8K 5.1ch)、海外はドイツ・ベルリンSpin Digital本社(8K 5.1ch) とし、国内3か所、海外1か所に同時ライブ配信されました。(写真1~4)

 「東広島芸術文化ホールくらら」でのNHKアートが設営したライブビューイング会場(大型スクリーン、サラウンド音響等)は、福祉的観点から鑑賞スタイルの検証として、通常の座席の客席だけでなくフラットな床面にクッションを置いた客席を設け、従来の音楽鑑賞に不安がある障がいのある方や幅広い年齢層の方々にも自由なスタイルで鑑賞できる場の検証を実施されました。(写真4~6)また、Dolby社のDolbyVision、DolbyAtmos方式(Ne STREAM LIVE)、KORG社 KORG Live extremeでの4K Auro3D/HPL方式によるライブ配信実証実験を併せて実施されました。(写真7~8)

 今回の実験でNHK交響楽団(N響)の素晴らしい演奏を高精細/高臨場感コンテンツとして多地点へ同時にライブ配信可能なことを実証されました。また、Ne STREAM LIVEやKORG Live Extremeなどのプラットフォームを使用することで、個人デバイスへの配信を実現し、より多くのお客様に高精細/高臨場感コンテンツを同時視聴していただけることを実証されました。株式会社NHK テクノロジーズと株式会社NHKアートは、今回の実証実験を踏まえ、より多くの方に素晴らしい映像コンテンツを国内外に届け、皆様のお役に立てるような取り組みを進められます。



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 スピンデジタルは、次世代の超高品質ビデオアプリケーション向けの高性能ビデオコーデックを開発しています。 スピンデジタルのソフトウェアソリューションは、非常に高い解像度(4K、8K、および16K)、高ダイナミックレンジ、高フレームレート、広い色域、360°ビデオおよびバーチャルリアリティなど、最新の画像および強力なビデオ処理を必要とするメディアアプリケーションを可能にします。 ベルリンに拠点を置き、国際的なB2B環境で事業を展開しています。世界中の顧客やパートナー、及び、様々なマーケットにその技術を提供しています。
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